必要保証金とレバレッジの関係は

たとえば、ある業者は1万ドルを買う際に5万円の保証金を必要としています。必要としているといっても、わざわざ差し出す必要はありません。その取引口座に5万円以上の資金があれば買える、という意味です。ある意味、担保と考えてもいいかもしれません。

たとえば、ある業者は1万ドルを買う際に5万円の保証金を必要としています。必要としているといっても、わざわざ差し出す必要はありません。その取引口座に5万円以上の資金があれば買える、という意味です。ある意味、担保と考えてもいいかもしれません。
さて、為替の相場は時として急激に変動することもあります。政変やテロ、原油価格の急変など要素はいろいろですが、あまりに急な動きの場合、保証金だけでは担保として間に合わなくなる。つまり保証金では損失を補填できなくなることもありえます。

もし1日に数円という大暴落がおきたらどうでしょう。必要保証金でカバーできる限度が1ドル90円までなのに、保証金がゼロになって業者が反対売買で清算しようとしたとき、更に下落が進んで85円、80円に落ちていたら? もちろん業者は大損。だからといって「損失分を補填してください」とはなかなか客には言えません。払ってもらえないこともあるし。
維持保証金を割ったときのポジションクローズ(強制決済)をロスカットというのですが、もし必要保証金が5万円、維持保証金が50%という業者で目一杯買っていたのなら、2.5万円の含み損でロスカットということになります。このへんがFXのいちばん複雑な部分です。必要保証金、維持保証金、ロスカットライン。この意味がわかば、もうFXの仕組みがわかったといってもいいくらいです。

保証金が高ければレバレッジを上げることができません。また維持保証金の設定が高ければ、ちょっと読みが違っただけで簡単にマージンコールになったり、ロスカットにひっかかってしまいます。ただ、重要なのは「保証金が高い」「維持保証金が高く設定されている」ことは、決して不利とばかりは言えないのだ、ということです。