保証金とロスカット

保証金とロスカット

もし1日に数円という大暴落がおきたらどうでしょう。必要保証金でカバーできる限度が1ドル90円までなのに、保証金がゼロになって業者が反対売買で清算しようとしたとき、更に下落が進んで85円、80円に落ちていたら? もちろん業者は大損。だからといって「損失分を補填してください」とはなかなか客には言えません。払ってもらえないこともあるし。


こうした危険があるため、業者は必要保証金がまるまるゼロになるまで待ってはくれません。ケースバイケースですが、たとえば必要保証金の50パーセントまで含み損が増えたら、その時点でポジションを自動的にクローズ(強制決済)するといった具合です。


こうした限度額を維持保証金といいます。まだまだ増える可能性のある含み損を現実の損失として確定させ、それ以上に損が膨らむのを防ぐということです。この結果として、口座の全額が消えることは防げます。強制決済しても、理論的には維持保証金の額が口座に残っていることを期待できる、というわけですね。あくまで「理論的には」ですよ。