専門家の相場解説には独特のクセがある

専門家の相場解説には独特のクセがある


しばらくの間、こうした専門家の解説を読み続けていると、あることに気がつきます。たとえば相場が下げ始めた時、急に「これからもっと下がるだろう」という論調が増えるのです。逆に相場が反転して上昇の雰囲気になると「もっと上がる」という声が急増します。

もっと注意深く読むと「これから相場は上がる可能性が高いが、○○の場合は下げの危険性もあるので用心したい」という書き方。要するに、どっちに転んでも当たるような書き方です。


また、たとえば118円のドルが117円に下がったとします。そんなとき大部分の専門家の読みは「上がった場合は117.5円。下げた場合は116.5円」です。なんのことはない、現時点の相場に上下のプラスマイナスを付けただけ。ひどい話です。


でも、これを責めてはいけない。彼らだって分からないんです。でも分からないといっても専門家なので、根拠としている背景解説に嘘はありません。素人トレーダーは、こうした雑多な情報から自分なりに取捨選択しなければならない。それが難しいところでもあり、楽しいところでもあります。