為替相場はアメリカを中心に動く

為替相場を動かす最も大きな要因として挙げられるのが、アメリカ経済の動向です。アメリカの通貨であるドルは、国際通貨でもあります。“ドルは世界で1番安全な通貨”という考えが世界中に浸透しており、多くの国際市場に流れています。世界中の様々な取引はドルで行われているのです。そのため、アメリカの景気、物価、金利の動向などで、ドルは大きく売られたり、買われたりします。


具体的にアメリカ経済と為替の連動性を説明します。もしアメリカ経済が減速に向かうという見通しが出れば、ドルは売られ、円高ドル安の方向に進みます。ドルが売られるのは、マーケットのアメリカ経済に対する不信感からです。


逆にアメリカ経済が安定した拡大を継続していくという見通しがでれば、ドルは買われ、円安ドル高の方向に進みます。ドルが買われるということは、マーケットのアメリカ経済への安心感を示しています。以上が基本的なアメリカ経済と為替市場の連動性ですが、例外もあります。“今現在アメリカ経済は拡大している”という見通しが出たとしても、急にドルが売られ、円高になるケースを見かけたことはないでしょうか。


これは、マーケットが常に半年先を予測して動くことに関係しています。例え、今のアメリカ経済が好調であっても、半年先が不透明であれば、為替市場は先を見越して円高ドル安の方向に進むのです。
為替市場を日々チェックしていくことは、半年先の経済を見据えることにもなるのです。