株と為替の値動きの比較

株取引と為替取引両方を行っていると、両者の値動きに決定的な違いがあることが分かります。株に関しては値動きがかなり激しいイメージがあります。例えば、ある企業の業績発表が市場の予想を上回った場合、株価は急激に上昇し、簡単に史上最高値をつけます。


逆にある企業の業績発表が市場の予想よりもはるかに悪かった場合、株価は大暴落し、あっという間に最安値の更新をしてしまいます。高値をつけた株価はそのまま上昇基調に乗って上がっていくか、ある程度の値まで上がったら少し下がり、また同じところまで上がって少し下がる、その後は下降基調になる、といった動きを繰り返します。


これは“三日天上”などと呼ばれている現象です。安値をつけた株価は、そのまま安値圏でしばらく横ばいが続きます。これは、“百日底”などとも呼ばれています。株の値動きと比べ、為替の値動きは緩やかなものです。株価のように二倍、三倍に上昇したり、下落したりすることはまずもってありません。


動きの幅があまり大きくない代わりに、上昇基調や下降基調が長く続くこともほとんどありません。値動きはかなり荒いものになります。よって、株でいうところの“百日底”という現象は為替相場には当てはまらないことになります。


為替は、国同士の経済力の取引だといっても過言ではありません。株と比べて値動きの幅が大きくないのは、国の経済見通しが短期的には大きなサプライズを見せない、ということを意味しています。