サブプライムローン問題とスタグフレーション
サブプライムローン問題により、アメリカ経済が「スタグフレーション」になるかもしれないという心配が出てきました。「スタグフレーション」は、「スタグネーション」と「インフレーション」の合体バージョンです。
「スタグネーション」は景気が後退していることを意味し、「インフレーション」は物価が高騰することを意味します。
つまりスタグフレーションは景気が後退しつつ物価も高騰するという最悪な状態なのです。
なぜ最悪かって?
それは、通常の不景気よりも金利対策が難しいからです。通常、景気が後退すると、金利を引き下げて資金の流動性をよくしようとします。しかし、スタグフレーションでは物価が高騰するため、金利を引き下げてしまうと、物価の高騰を加速させてしまう恐れがあります。かといって金利をそのままにしておいては、経済が回復するはずもありません。景気後退と物価高騰の板ばさみになるスタグフレーションは、金利面の対策が難しいのです。
さて、スタグフレーションになると、為替相場はどうなってしまうのでしょうか?スタグフレーション=アメリカの景気後退なので、基本的にはドル安になるでしょう。そうなると円やユーロが買われて、円高、ユーロ高になります。ヨーロッパ経済にとってユーロ高は追い風になる可能性がありますが、日本経済にとって円高は間違いなく向かい風です。
アメリカ経済がスタグフレーションになると、ヨーロッパ経済が力をつけ、ユーロの力がアメリカドルに迫る展開になるでしょう。
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