イギリスBOE

BOEはイギリスの中央銀行のことを意味します。政策金利の決定を含む金融政策は、BOEの中にあるMPC(イングランド銀行金融政策委員会)で毎月1回行われます。MPCは9人の委員で構成されており、政策金利の上げ下げは多数決によって決まります。

かつて英ポンドは世界第3位の基軸通貨だったため、BOEへの関心度もかなり高いものがありました。しかし、今の英ポンドには昔ほどの力がありません。BOEへの関心度も以前と比べると、かなり縮小しているようです。


BOEでは、政策金利と同時に発表されるBOE議事録の方が市場の関心を集めます。BOE議事録にはMPCで決定されたことが何票差だったのかが記録されており、これが最も注目される点です。通常、政策金利が上昇するとその国の通貨は買われる、というのがセオリーです。しかしイギリスの場合、BOE議事録でぎりぎりの可決による利上げだったことが判明すると、ポンドは下落するケースが多くなっています。これは、ぎりぎりの可決が次回以降の利上げ停止勧告を予告しているからです。


こういったパターンは利下げ、金利据え置きの時にも当てはまります。BOE議事録でぎりぎりの可決による利下げだった場合は、利上げ期待でポンドが買われるケースが多くなります。ぎりぎりの可決による金利据え置きだった場合は、次回は利上げになるのか利下げになるのかの予測が難しく、ポンド相場はあまり動かなくなります。