ユーロECB

ECBはEuropeanCentralBankの略称で、欧州中央銀行のことを意味しています。現在の景況判断から政策金利の上げ下げを決定します。1999年のユーロ発足に先立ち、1998年に設立されました。ECB本部はドイツ・フランクフルトにあります。

ECBの政策決定は、総裁、副総裁、4人の理事から成るECB役員会と、ユーロ参加国の中央銀行総裁で構成される総務評議会で行われます。2008年現在のECB総裁はジョン・トリシェ氏です。


ユーロ加入国の拡大に伴い、ECBの注目度も高くなってきました。今やECBは、アメリカのFRBに次ぐ世界二番目の影響力を持っていると言っていいでしょう。


ECBの影響を最も強く受けるのは、ユーロ/米ドルです。アメリカとユーロ圏の金利差が縮まれば縮まるほど、ユーロが買われ、ドルが売られる傾向にあります。2007年以降は、景気減速懸念からアメリカが利下げを実施してきたので、長期にわたってドル安ユーロ高の流れが続いています。今後もアメリカの不況が長引き、ヨーロッパのユーロ加入国が増えてくれば、ユーロの勢いはますます増していくことでしょう。現段階ではまだまだ米ドルの力の方がはるかに上ですが、数年後、ユーロが米ドルの力に肉薄している可能性は十分にあります。


ECBで注目されるのは政策金利の上げ下げだけではありません。ジョン・トリシェ氏の発言も常に注目されています。FRBのベン・バーナンキ氏の発言と同様に、為替相場を大きく動かすことがあるので注意が必要です。