南アフリカSARB

SARBとはSouth African Reserve Bankの略称で、南アフリカ準備銀行のことを意味します。現在の景況判断に基づき、政策金利の上げ下げを決定します。

SARBが設立されたのは1921年のことです。当時、中央銀行を持っていた国はヨーロッパを除くとアメリカ、日本、ジャワの3カ国のみでした。南アフリカはこれらの国に次いで4番目の速さで中央銀行を設立したことになります。


南アフリカランドはFXの中でも高金利通貨として有名です。その要因は高いインフレ率にあります。新興国におけるインフレ率は高いのが普通ですが、南アフリカの場合は特に高く、1980年代にはインフレ率が18%を超えていた時期もあります。この時期にSARBはオーストラリア、ニュージーランドと同様にインフレターゲットを導入し、インフレ率の安定化に成功しています。


現在、南アフリカはアフリカ大陸の中でトップクラスの経済力を誇っています。東南アジアなどの新興国の発展にも遅れをとらず、グローバルマネーが流入し、インフレ率も低下してきたため、2000年以降は徐々に金利が低下してきました。ここ数年は再びインフレ率の上昇に伴い金利が上昇していますが、政策金利が10%前後で推移していることから、新興国の中では比較的安定している方だと言えます。


2010年にはFIFAワールドカップが開催されるということもあり、今後南アフリカという国が国際的に注目されていくことは間違いありません。