ローソク足

ローソク足はテクニカル分析の代表的存在です。

「急な上昇、下落の後のナローレンジはトレンドの転換点を表す」「寄り引き線の後は相場が転換する、もしくは急激に上昇(下降)する」「二番、三番天井」「首吊り線は天井」といったパターンがありますが、必ずしもその通りに動くわけではありません。こうしたローソク足のパターンは多くの個人投資家が知っているため、逆にそれを利用してやろうという投資ファンドが多くなってきています。


例えば、ある株のチャートで急落後にナローレンジが出たとします。テクニカル分析通りにいけば、これは下げ止まりのサインです。多くの個人投資家がここぞとばかりに買うことでしょう。しかし、投資ファンドはこれを利用し、「みんなが買うはずだから、逆に売ってやろう」と考えるのです。本来なら下げ止まりのサインも、投資ファンドにとっては逆に売りの絶好の機会になるわけです。もちろん、全ての投資ファンドがこういった戦略を実施しているわけではありませんが、こうした動きもあるんだということは知っておいてください。


それでは、ローソク足を利用したパターンは全く役に立たないのでしょうか?そんなことはありません。
数あるテクニカルの中でも、ローソク足を利用したパターンは信頼度が高い方です。最も普遍的なテクニカル分析と言ってもいいかもしれません。ただし、ナローレンジだから、首吊り線だから、といった理由でエントリーするのは危険です。ローソク足はエントリーの判断材料よりも、相場における人間の普遍的心理を見るためのものだと思ってください。長い陽線であれば強気、長い陰線であれば弱気、ナローレンジはどちらに動くか迷っている、こういった相場における人間の心理を的確に分析できれば、必ず勝率が上がるはずです。