移動平均線

移動平均線は、ローソク足の次に普及しているテクニカル分析です。

移動平均線は一定期間のローソク足の高値と安値を平均して、一本の線で表します。代表的なものとしては、25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線などがあります。平均する期間は自分で自由に設定できます。日単位以外にも、25週移動平均線、75週移動平均線、12ヶ月移動平均線など、週、月単位にした移動平均線もあります。


移動平均線を用いた投資手法としては、「200日平均線まで下落したら押し目買い」「25日平均線が200日平均線を抜いてきたら上昇トレンドへの転換なので買い(ゴールデンクロス)」などがあります。多くの人が利用している方法ですが、その精度には疑問が残ります。そもそも、なぜ200日移動平均線まで下落したからといって、反発してくる保証があるのでしょうか?ゴールデンクロスにしても同じです。短期線が長期線を抜いてきたからといって、その全てが上昇トレンドへの転換を示しているわけではありません。


移動平均線は元来、より簡単なトレンド判断を目的として開発されたものです。よって、あくまでトレンドを判断する材料として使うべきなのです。いつの間にかエントリータイミングを指示する方法が普及していますが、精度はあまりよくありません。


「全ての移動平均線が右上方向を向いているから上昇トレンド」「全ての移動平均線が右下方向を向いているから下降トレンド」
こういった判断は簡単すぎることかもしれませんが、もう一度移動平均線のトレンド判断材料としての使い方を見直してみましょう。