ADP雇用統計

ADP雇用統計はアメリカの民間給与計算請負会社であるADP社が発表している雇用指標です。発表がスタートしたのは2006年で、比較的最近のことです。ADP雇用統計は約50万社、約2500万人という非常に多くのサンプルを集めて計算しているため、信頼性の高い指標になっています。

ADP雇用統計は月一回、米雇用統計の二日前に発表され、しかも米雇用統計と計算方法が似ているため、米雇用統計の前哨戦として市場の大きな注目を集めています。ただし、ADP雇用統計と米雇用統計は必ずしも相関が一致するわけではありません。特に非農業者部門の就業者数はかなりの乖離が見られます。サンプル数が多いと言っても、さすがに国の雇用者全部を把握しているわけではないことも原因の一つでしょう。あくまで先行指標としての位置付けになっています。


ADP雇用統計をチェックする際は「米雇用統計の事前予想に比べてどうか?」という点に注目するようにしましょう。事前予想の数値と比べてあまりに大きな乖離があれば、米雇用統計も大体同じような結果になることが多くなっています。