ISM製造業景況指数

ISM製造業景況指数はアメリカのサプライマネジメント社(全米供給管理協会)が発表する景気動向指数です。300社以上の製造業役員にアンケートを実施し、1ヶ月前と比較した景気の良し悪しを数値化します。基準となる数値は50で、50を上回ると景気が上昇基調、逆に50を下回ると景気が後退基調であることを示しています。集計方法と50という数値を基準にする点は、日本の日銀短観と非常によく似ています。

ものを作る製造業の動向の方が、ものを売るサービス業の動向よりも景気に影響を与えやすいという理由から、製造業関連の景気動向指数は市場からの高い注目を集めます。特にISM製造業景況指数の注目度は、数ある製造業指数の中でもトップです。月に発表される主要経済指標の中で一番早く発表される(毎月第一営業日に発表)ことも市場参加者の注目を集める要因の一つになっています。


過去のデータを見ると、ISM製造業景況指数の動きはドル/円の動きとある程度連動していることに気付きます。加えて、アメリカのNY株式市場の動きともある程度の相関関係があります。


また、アメリカのFRBの過去のデータを見ると、ISM製造業景況指数の数値が50を下回った時期に利上げをしたことが一度もありません。そういう意味でISM製造業景況指数は、FRBによる金利の上げ下げを占う指数としても注目されています。


ちなみにISMには製造業景況指数の他に非製造業景況指数がありますが、こちらはあまり市場からの注目を集めません。チェックするのはISM製造業景況指数の方のみで大丈夫です。