耐久受注(耐久財新規受注)

耐久受注は製造業受注指数の一つで、アメリカにおける耐久財の新規受注額を統計したものです。

耐久財とは耐久年数3年以上の消費財のことを意味しており、自動車、航空機、家電製品、家具などがそれに当たります。ほぼ全ての製造業新規受注が翌々月の初めに発表されるのに対し、耐久受注だけは毎月25日前後にいち早く前月分の速報値が発表されます。製造業新規受注指標の速報値としての注目度が高いだけでなく、アメリカの民間の設備投資に対する先行性がある指標であるとも考えられています。


具体的に発表されるデータは、前月の耐久受注額と前月と比べて何%上下したかです。耐久受注額の内訳は、民間航空機、軍事航空機、自動車とその部品、コンピュータ部品など多岐に分かれています。特に航空機と国防関連の部品の受注を除いた額は、民間の設備投資の先行指標として大きな注目を集めます。


耐久受注の数値は事前予想から大きくずれることが多くなっています。「市場予想は+0.5%、実際の数値は-0.3%」このような大きなずれも度々です。基本的には数値が事前予想よりも高ければドル買い、低ければドル売りの要因になります。


ISM製造業景況指数のような製造業指数に比べると、製造業受注指数である耐久受注の市場からの注目度は多少劣るかもしれません。ただ、予想との大きなずれが生じる点を考慮すれば、決して無視できない経済指標であると言っていいでしょう。