住宅着工件数

住宅着工件数は一ヶ月の間に建設された新築物件の数を表わす指標です。集計に含まれるのは一戸建て住宅と集合住宅のみで、公共住宅等は含まれません。住宅関連指標が経済に及ぼす影響はどの国でも大きいので、全ての国の住宅着工件数が重要になります。

住宅着工件数は毎月一回発表されますが、天候に左右されやすいという難点を抱えています。悪天候が続けば、着工依頼があったとしても即座に着手することができません。そのため、一ヶ月単位で見るとかなりの変動幅になってしまいます。一般的には三ヶ月単位で見るのが良いとされています。


住宅着工件数の増加は建設業の雇用増加、家具・家電製品への消費増大などにつながると考えられています。雇用動向や個人消費動向への影響が非常に強い指標です。「住宅着工件数の増加=景気の拡大=通貨高」「住宅着工件数の減少=景気の後退=通貨安」と考えるのが基本になります。


また、住宅着工件数は同類の住宅関連指標である新築住宅販売件数と中古住宅販売件数に先立って発表されるため、その先行指標としても注目されます。住宅着工件数が増加すれば、その分販売件数も増加するというのが基本的な流れになります。