金が史上最高値を更新している理由は!?

2008年にリーマンショックが起こった際、マーケットから資金が一斉に引き上げられ、ありとあらゆる金融商品が大暴落しました。もちろん金も例外ではありませんでしたが、2009年に入って真っ先にマネーが流れてきたのは金であり、その後は史上最高値を更新し続けています。

金は「有事の際の通貨」としての地位を固めており、為替相場に不穏な空気が流れると真っ先に変われる傾向にあります。2009年に史上最高値を更新していった理由としては「ドルへの信頼低下」が挙げられています。ただ、これは理由と呼ぶには少し不明確です。もっと明確な理由として、アメリカのインフレ懸念があります。


「インフレ=通貨価値の下落」は基本公式です。本当にその通りになるのか?と疑問に思ったら、今の日本を見れば分かります。「デフレ=通貨価値の上昇=円高」という基本公式がしっかりと当てはまっているからです。ドルそのものへの信頼低下と考えるよりは、アメリカのインフレ懸念を想定した上でのドル安、金高が進んでいると考えた方がいいでしょう。


しかし、現状ではアメリカのインフレ率は全く上昇する気配を見せていません。むしろ物価は下落しており、デフレ傾向にあるのです。2010年以降、果たしてアメリカはインフレになっていくのかどうか?今のマーケットが正しいのかどうかを判断するのは、まだまだ先になりそうです。