想像以上に根深いユーロ問題、ギリシャはついに支援要請へ

今年になって急にスポットライトを浴びたユーロ問題、最初に問題が発覚したギリシャはついに緊急支援を要請しました。ギリシャへの支援はEU各国とIMFが両負担で行うことに決まり、マーケットも一旦は落ち着きを取り戻しています。しかしこの問題、まだまだ根が深そうです。

まず、EU各国のギリシャに対する支援に関しては、大半の金額をドイツとフランスが負担することになりました。経済規模を考えれば仕方のないことかもしれませんが、深刻な不景気に直面している両国内の世論は「なぜ我々の税金を他国のために使うんだ」といった感じで、かなり反発色が強くなっています。今回はなんとか完遂したようですが、ギリシャ以外の国が危なくなった時、同様に支援できるのかどうかかなり不透明です。


また、IMFから融資を受けた国は自動的に厳粛な財政規律を求められます。融資後ギリシャが財政再建に成功する保証はありませんし、成功したとしても「景気減速・歳入減少」という悪循環に突入する可能性があります。不景気の中における財政再建が至難の業であることは、ここ10年間の日本が証明しています。

というわけでギリシャ支援が確定されたとは言え、ユーロ問題はまだまだ終わりそうにありません。ギリシャに関してもまだ不安が残りますし、ポルトガル、イタリア、アイルランド、バルト三国などもいつ火を噴くか分かりません。