中国の通貨人民元とは?

中国の通貨と言えば人民元です。毛沢東の肖像画が刻まれた赤い100元札はほとんどの人が知っているでしょう。

日本では「人民元」という呼び名が定着していますが、本国中国では「人民幣」が正式名称です。単位は「元」の他に「角」「分」があり、1元=10角、1角=10分という区分になっています。これらの補助単位は昔の日本で言うところの「銭」や米ドルで言うところの「セント」に当たる単位です。


先進国と異なり、中国の通貨政策は一貫して固定相場制です。1990年代以降長期間にわたる経済成長が続いているため、アメリカなどは常に人民元の切り上げを要求し続けています。「人民元のレートは割安すぎる」という見解は、今や世界共通です。2005年に中国当局が一度切り上げを行いましたが、今後も切り上げは必ず実施されるでしょう。


一方で、人民元の通貨としての地位はまだまだです。偽札が当たり前のように出回っていたり、株式市場が人民元ではなく米ドル決済になっているなど、日本では考えられないような実態があります。