「ドル売りから入ろう」とは、いったいどういう意味なのでしょうか?

質問
FX(外国為替証拠金取引)の入門書の中には、「ドル売りから入ろう」という言葉をよく見かけます。日本人であれば、FXの口座を作った当初は、口座に円しか入れていないはずです。ドルは持っているはずもありません。「ドル売りから入ろう」とは、いったいどういう意味なのでしょうか?


一言で言ってしまうと、これは「ドルの空売りから入ろう」ということです。FX初心者にとっては、安いところで買って、高いところで売る、という通常の取引しか思い浮かばないと思います。ビジネスでも安いコストで製品を作り、高い値段で売れば利益が出るので、この取引はイメージしやすいでしょう。しかし、これ以外にも空売りという取引があります。


空売りとは、通常の取引とは逆に、高いところで売り、安いところで買い戻す、という取引のことをいいます。ビジネスでも、先に売り契約をとり、商品の売れる数が見えてきたら、安いコストで作って利益をだす、という方法があります。空売りはこれに近い取引方法であるといえます。


ただ、FX初心者は空売りに手をのばすのはやめた方がいいでしょう。証拠金取引というのは、ポジションをキープしている際、含み損が大きくなってしまうと、追加の担保金を差し出す必要があります。空売りに慣れていないFX初心者は、通常と逆方向のエントリーの場合、どこで脱出すればいいのかわからなくなってしまう可能性があります。含み損がどんどん大きくなっていくかもしれません。結果的に、どんどん資産を減らしていくことになりかねないのです。