要人発言に一喜一憂した為替相場
2002年、小泉内閣の経済財政担当大臣を務めていた竹名平蔵氏の発言によって、株式市場が大きく下落したことがありました。このように、要人の発言というのは、時として相場を大きく動かします。「この人がこう言っているのだから、もしかしたら相場はこうなるかもしれない」という漠然とした予想が立つために、相場が動くのです。サブプライムローン問題発生時の為替相場も例外ではありませんでした。
2008年になると、サブプライムローン問題に対する要人発言は徐々に悲観的になっていき、為替市場は一日だけでも非常に大きな値幅を出すようになりました。FRB副議長が「インフレ懸念よりもアメリカ経済交代懸念の方が上回っている」と発言した際には、1ドル=103円だったドル円相場が一気に1ドル=102円まで動きました。
特にドル円相場を大きく動かしたのは、元FRB議長グリーンスパン氏の発言です。「2007年に急速に減速したアメリカ経済は、少なくとも2010年までは元に戻らない」という発言により、1ドル=102円だったドル円相場が1ドル=100円付近まで動きました。FRB議長を止めた人の発言が、これほどまでに為替市場を動かすでしょうか!グリーンスパン氏のとてつもない影響力を感じました。
アメリカ以外では、ニュージーランド準備銀行のポラード総裁が「サブプライムローン問題によるこれ以上の利下げはないと思ってもらっていい」という利下げ打ち止め発言をしたことにより、ニュージーランドドルが一気に売られました。
サブプライムローン問題に限らず、ある程度の大きな経済・金融問題が発生したときは、要人の発言に注意が必要ですね!
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